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第93回アカデミー賞ノミネート発表! 「Mank/マンク」「ノマドランド」「ミナリ」が躍進

第93回アカデミー賞のノミネートがプリヤンカー・チョプラ・ジョナスニック・ジョナス夫妻の司会で発表されました。

ノミネートリスト:アカデミー賞公式Webサイト

今回は特に予想を覆すようなことはなく、ほぼ大方の予想どおりのノミネートとなりました。「Mank/マンク」が10部門で最多ノミネートでしたが、その他「ノマドランド」「ミナリ」「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」「シカゴ7裁判」あたりの躍進はゴールデングローブ賞の結果を踏襲した形です。

ゴールデングローブ賞受賞のJ・フォスターはノミネートならず

ゴールデングローブ賞で助演女優賞を受賞したジョディ・フォスター(The Mauritanian)がノミネートもされなかったのは少し意外でしたが、人によってはゴールデングローブ賞を受賞したことの方が意外だったという意見も少なくないでしょう。「The Mauritanian」はアカデミー賞の投票直前に公開するなど、プロモーションはしっかりしていましたが、アカデミー賞では一つもノミネートされませんでした。

8回目のノミネートにして無冠のグレン・クローズ

俳優部門の注目は、なんといってもグレン・クローズでしょう。これまで7回もノミネートされているにもかかわらず、この名優はまだ一度もオスカーを手にしていません。アカデミー賞は長年に渡り映画に貢献してきた功労者に対して、いつまでもオスカーをおあずけにするようなことは伝統的にありません。
例えば、ジャッキー・チェンはこれまで俳優部門での受賞はありませんでしたが、名誉賞という形でオスカーを贈られています。グレン・クローズは今回8回目のノミネートでいよいよ潮時が来たという機運が高まって当然の功労者です。
なお、グレン・クローズはラジー賞の最低助演女優賞にもノミネートされており、W受賞の可能性もでてきました。

アニメ部門では相変わらず強いディズニー

アニメ部門ではディズニー/ピクサーが相変わらず強く、長編アニメ部門で二本「ソウルフル・ワールド」と「2分の1の魔法」がノミネート。短編アニメ部門でも「夢追いウサギ」がノミネートされています。「ソウルフル・ワールド」は他に音響編集賞と作曲賞にもノミネートされていることから、最有力とみています。
イギリスからは「ウォレスとグルミット」シリーズでアカデミー賞を獲得しているアードマンスタジオの「ひつじのショーン UFOフィーバー!」がノミネートされています。今回の受賞は厳しいかもしれませんが、ストップアニメーションの老舗アードマンの作品は無視できない存在です。

日本映画はノミネートならず

日本映画製作者連盟が日本代表作品として「朝が来る」を推薦していましたが、ノミネート前の事前選考(Shortlists)の時点で候補から外れてしまったため、ノミネートに至りませんでした。初期段階では「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」や「アーヤと魔女」が長編アニメ部門の候補としてリストされ話題となりましたが、ノミネートには至りませんでした。

アカデミー賞授賞式は、コロナ禍の影響で例年より2ヶ月遅れとなり4月26日(日本時間)に開催されます。

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