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「ラーヤと龍の王国」の劇場公開限定で短編アニメ「あの頃をもう一度」を競映

3月5日公開の「ラーヤと龍の王国」は、劇場とネット配信サービスDisney+で同時公開という、これまでに馴染みのない方法で公開されます。これまでの価値観からすると、有料配信とはいえネットで見られる映画をわざわざ劇場まで出向いて観ることに違和感を感じないでもありません。

これに対して、Disney+では「ラーヤと龍の王国」の視聴について「ムーラン」と同様にプレミアアクセス料金(税込3,278円)の支払いを条件として劇場公開とのバランスを取っています。そしてここにきて一つ、ディズニーは劇場公開に特典を付けてきました。それが短編映画「あの頃をもう一度」(原題:Us Again)を競映するという嬉しいオマケです。

ディズニー作品では久々に短編を競映

特にピクサー作品ではお馴染みだった短編映画のオマケも近年は競映されない状況になってきており、「トイ・ストーリー4」でも短編映画は競映されませんでした。ディズニーの短編映画は傑作ぞろいで、アカデミー賞の短編アニメ部門では常連。数々の受賞歴があるだけに残念な状況が続いていました。これをきっかけとして、また短編の競映が復活することを願うばかりです。

今回競映となる短編「あの頃をもう一度」はダンスミュージカルで、「モアナと伝説の海」「アナと雪の女王2」「ズートピア」でアニメーターを務めてきたザック・パリッシュが監督。彼はディズニーの実験的な短編シリーズ "ショートサーキット" の一編「水たまり」(Disney+で配信中)で既に監督デビューを果たしています。

振付けでキーオン・マドリッドが参加

今回の短編で最も話題となっているのはヒップホップ系振付師で自身もダンサーであるキーオン・マドリッド&マリ夫妻が振付けを担当していることです。キーオン・マドリッドはジャスティン・ビーバー、マライア・キャリー、ビリー・アイリッシュ、BTS等の著名ミュージシャンの振付けを担当しており、若くして既に輝かしい実績を持っています。
マドリッド夫妻自身が出演したダンスニュージカルの映像作品も数多く制作しており、作品はYouTubeの公式チャンネルで公開されています。

「あの頃をもう一度」はもちろんDisney+での配信も予定されていますが、6月までは配信されない見込みです。「ラーヤと龍の王国」を劇場で観る理由としては、十分な付加価値となりそうです。

「ラーヤと龍の王国」について詳しくはこちら

「ラーヤと龍の王国」は劇場とネット配信で同時公開へ

追記

「あの頃をもう一度」のプレビュー動画が公開

ディズニーアニメーションスタジオのYouTube公式アカウントから「あの頃をもう一度」のプレビュー動画が公開されたので記事に追加しました。

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