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2020年米国の映画興行収入は統計開始以来の低水準。日本では「鬼滅の刃」が救世主に

Movie theater
Photo: Jake Hills on Unsplash

米有力メディアHollywood Reporterによると、2020年米国内の映画興行収入は1980年代初頭に統計を取りはじめて以来の低水準になる見込みであると報じています。

1984年の米国内興行収入(いわゆるBox office)は40億ドルと記録されているのに対して、2020年12月現在の興行収入は22億ドルしかなく、昨年の114億ドルに対しては80%減少しているとのことです。

出典:www.hollywoodreporter.com

日本は「鬼滅の刃」に救われる

映画興行へのコロナ禍の影響は、日本国内でも同様に厳しい状況にありますが、欧米ではまだ都市部において映画館が閉鎖されたままであるのに対して、日本では制限付きとはいえ東京や大阪でも映画館の営業は再開されています。

さらに日本国内の映画興行においては「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が救世主のごとく現れ、映画興行に恵みの雨を降らせました。
国内シネコン最大手、TOHOシネマズを経営する東宝株式会社の興行成績速報によると「鬼滅の刃」が公開された10月度は前年比443.0%増、11月度は前年比1063.3%と記録的な数字を叩き出しています。
緊急事態宣言で休業期間があったにもかかわらず、2020年1月~11月までの興行収入は前年比80.0%(20%減)まで回復しており、米国の80%減と比べれば深刻度に雲泥の差があると言えそうです。

東宝月間興行収入グラフ

出典:東宝 2020年11月映画営業部門 興行成績速報(PDF)

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