2021年3月公開予定のディズニーアニメーション「ラーヤと龍の王国」(原題:Raya and the Last Dragon)の予告編が公開されました。
内容は、主人公ラーヤが住む世界クマンドラを邪悪な力から救うために、人類の救世主となるドラゴンを探す冒険に出るというストーリー。
「モアナと伝説の海」のオスナット・シューラーによるプロデュース作品で、「ベイマックス」のドン・ホールと「ブラインドスポッティング」のカルロス・ロペス・エストラーダが監督を務めます。
劇中のクマンドラは架空のファンタジーワールドですが、予告編からも分かるとおり、アジア圏を強く意識したヴィジュアルとなっています。ディズニーがアニメーション作品を製作するに当たっては、舞台となる国や地域へ実際に出向き、風俗を調べたり映像素材を収集する手法を伝統的に行っていますが、今回も制作スタッフがカンボジア、ラオス、タイ、ベトナム、シンガポール、インドネシア、フィリピンを旅行して周ったということです。予告編にも登場するアルマジロ風のキャラクター「トゥクトゥク」は、この過程から創作されたものと思われます。
脚本はベトナム系アメリカ人のキュイ・グエンとマレーシア系中国人のアデル・リムが書いており、主人公ラーヤの声はベトナム系アメリカ人のケリー・マリー・トラン(スター・ウォーズ 最後のジェダイ)が当てています。このことからも、アジアへのこだわりはかなり徹底しているようです。
製作はちょうどコロナウィルスが猛威を奮いはじめた頃に始まったため、300人もの制作スタッフがリモートワークでカバーしたといわれています。
追記
「ラーヤと龍の王国」は劇場とネット配信で同時公開へ
ディズニーは本日12月11日、映像コンテンツの公開について大規模なロードマップを発表しました。そのなかで「ラーヤと龍の王国」は2021年3月5日より、劇場とDisney+の両方で同時公開することを明かしました。
劇場とネット配信で同時公開する方法は、先日ワーナー・ブラザースが打ち出し、大きな話題となりましたが、ディズニーも同様の方法を踏襲する可能性がでてきました。ただし「ラーヤと龍の王国」については、Disney+のプレミアアクセスでの公開となるため「ムーラン」と同様に、公開当初は追加料金(税込3,278円)が発生します。
日本での公開も3月5日と発表されており、Disney+と劇場で同時公開される点も米国と同様です。
追記
ラーヤ役に吉川愛
ラーヤ役の日本語版声優が吉川愛に決定しました。
吉川愛はNHK朝ドラ「おちょやん」に出演している他、映画では今年7月公開予定のハニーレモンソーダで主役に抜擢されています。
✨『ラーヤと龍の王国』日本版声優が決定🐉✨
— ディズニープラス公式 (@DisneyPlusJP) February 1, 2021
エルサとアナに次ぐ、ディズニーのニューヒロイン‼️
ラーヤ役:吉川愛さん
強さだけでなく、心の成長にも注目👀
『#ラーヤと龍の王国』3/5(金)
映画館and #ディズニープラス プレミア アクセス同時公開‼️
※ プレミア アクセスは別途料金が必要です
追記
劇場公開限定で短編アニメを競映
ディズニー・アニメーションはツイッターで、「ラーヤと龍の王国」の公開では劇場限定で短編アニメ「あの頃をもう一度」(原題:Us Again)が競映となることを発表しました。
追記
サントラが配信開始
本日2月26日より「ラーヤと龍の王国」のサウンドトラックが配信開始となりました。
Amazon Music、iTunes、Apple Music、Line Music等の主要プラットフォームでストリーミング鑑賞またはダウンロード購入できます。
お薦めのプラットフォームはSpotifyです。途中でCMが入るものの、無料アカウントで収録曲をすべて聴くことができます。
追記
ジェネイ・アイコのミュージックビデオが公開
映画の公開日に合わせてミュージックビデオが公開されました。今回の「ラーヤと龍の王国」はミュージカルではないので、主題歌はラストソングという扱いです。
歌っているのはジェネイ・アイコで、グラミー賞にもノミネートされたことがある実力派。映像ではグリーンを基調とした映画の世界観が再現されていて、ジェネイ・アイコもアジア人らしい雰囲気ですが本人はロサンゼルス生まれ。スペイン、ドミニカ、日本、アフリカ、ネイティブアメリカン、ドイツといろいろな血が混じっているそうで、何系の人種でも雰囲気が出せそうです。