劇場公開されるはずだった新作「グレイハウンド」が新型コロナウィルスの影響でApple TV+からネット配信での公開となってしまったトム・ハンクスですが、次の最新作である "News of the World" (邦題/この茫漠たる荒野で)の予告編が公開されました。
監督は「キャプテン・フィリップス」でトム・ハンクスと組んだポールグリーン・グラス。脚色は「LION/ライオン 25年目のただいま」でオスカーにノミネートされたルーク・デイヴィス(共同脚色 ポールグリーン・グラス)。音楽は「プリティ・ウーマン」等でおなじみのジェームズ・ニュートン・ハワード。
南北戦争の終結から5年後の時代を背景に、両親を殺されインディアンに育てられた少女ヨハンナ(ヘレナ・ゼンゲル)をある退役軍人(トム・ハンクス)が保護して叔母と叔父の元へ送り届けるというロードムービー。
メディアが乏しい時代にニュース記事の読み聞かせを生業としてる初老の退役軍人を、トム・ハンクスが演じています。
少女ヨハンナはドイツ移民の子供だが、インディアンに育てられたためドイツ語も英語も理解せず、インディアンとは文化の違う親戚へ引き取られることには否定的、という難しい役。この少女をドイツ出身の演技派ヘレナ・ゼンゲルが演じているのも見どころです。
近年製作される西部劇は、どれもなんらかのメッセージ性が織り込まれる傾向にありますが、本作品も民族の対立やアメリカ人のアイデンティティなどをテーマとしたメッセージが打ち出されているようです。
NETFLIX: この茫漠たる荒野で